経産省WG 56%がサステナ保証を利用、非監査法人系が6割

サステナ関連データの効率的収集等で中間整理
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経産省は7月18日、昨年12月に設立した「サステナブルな企業価値創造に向けたサステナビリティ関連データの効率的な収集と戦略的活用に関するワーキング・グループ(WG)」の検討結果を中間整理として公表した。アンケート調査などを踏まえ、サステナビリティ関連データの収集と戦略的活用における課題の洗い出しや整理を行った他、各課題への方策や目指すべき姿を記載した。アンケート調査では、回答企業の56%がサステナビリティ情報の一部又は全部の項目について外部保証を受けており、その保証提供者の約6割が非監査法人系であることなども明らかになっている。

経営戦略を含め三位一体の活用を

WGは、サステナビリティ経営が謳われ、多くの企業が少なくないリソースを使ってGHG排出量や労働環境状況といった「サステナビリティ関連データ」を収集しているにもかかわらず、それを自社の経営戦略等に活用できていないなどの問題意識から立ち上げられた( No.3585・4頁 )。

こうした問題意識等から、中間整理では、「開示」・「規制対応」と「経営戦略」は、それぞれ独立したものではなく、企業価値を高めるものとして、それぞれ繋がっていると指摘。コス...