FASF ISSBの情報要請への意見案を報告

第4回サステナビリティ基準諮問会議を開催
( 04頁)
財務会計基準機構(FASF、佐藤雅之理事長)は7月21日、第4回サステナビリティ基準諮問会議を開催した。当日はサステナビリティ基準委員会(SSBJ)が、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)からの情報要請( No.3604・12頁 参照)に対する意見文書の草案を報告。「今後2年間はIFRS-S1号、S2号の導入支援を優先すべき」との意見案に賛同を得た。

SSAFでは新興国も加わり世界展開を議論

SSBJが報告したのは、同委員会の活動状況と情報要請への対応について。

活動状況として、今後の開発予定( No.3592・8頁 参照)や、サステナビリティ基準アドバイザリー・フォーラム(SSAF)での審議動向を説明した。SSAFは国際会計基準審議会(IASB)の会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)とは異なり、新興国も加わってISSB基準をどう世界的に展開するかを議論しているとした。

なお、世界的な展開に関連して、出席した委員が各国のISSB基準の受け入れ状況を質問。現状イギリスとカナダで受け入れを表明しており、SSBJは両国と直接、協議や情報交換をしているという。

ガイダンスに関して意見発信求める声...