経面会 経理DXに関する情報交換会開催

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関西大手企業の経理・財務部門スタッフを中心とした勉強会である「経面会」は、8月28日に第52回会合を開催した。経面会は、「経理を面(おも)ろくする会」というコンセプトで、オムロンの佐々木正男氏が立ち上げた会である。

コロナ禍を経て、久しぶりに対面での開催となった今回の会合では、ダイキン工業本社(大阪市)に各企業から経理スタッフが集まり、「経理部門におけるDX取組み推進事例」をテーマに、情報交換および懇親会が行われた。具体的には、DXを推進する組織・体制作り、RPA導入による業務効率化・削減時間の成果、データの見える化、経理周辺業務のデジタル化、経理シェアードサービスの導入、デジタル人材教育等について、各社の報告および質疑応答が行われた。

なお、20年後の「経理・財務」を考える若手経理社員育成プロジェクト「経面塾」も、コロナ禍で一時中断されていたが、2024年を目途に再始動する予定だ。経面塾では、会社の垣根を超えた若手社員がチームを組み、議論や検討を行い、その成果を報告会で発表する(No.3446・10頁に第6期報告会のレポートを掲載)。この過程を通して、社外の人脈を作ることや、他社の経理ス...