ASBJ リース会計基準案へのコメント対応開始

取扱いの変更、明確化を求める意見など
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企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は企業会計基準公開草案第73号「リースに関する会計基準(案)」等(5月2日公表)への意見募集を8月4日に終え、最終化に向けて審議を再開した。9月4日の第134回リース会計専門委員会および7日の第509回本委員会では、寄せられた45通(団体等32、個人13)のコメントの概要を確認するとともに、今後の検討事項を整理した。賛否が分かれている項目も多い。例えば、個別財務諸表への適用については意見が分かれており、個別の審議事項として取り上げる方向だ。

コメントの内容を確認

公開草案の公表時、ASBJはコメント提出者に向けて27の質問を提示した。第134回リース会計専門委および第509回本委員会では、このうち、19の質問に対するコメントの概要を確認し、今後の検討事項を整理した。残る8つの質問(開示、適用時期、経過措置、設例など)へのコメントについては次回以降に取り扱うこととなった。

今後の検討事項を整理

事務局が今後の個別の審議事項とした主な項目とコメントの概要は以下の通り。また、審議事項としないコメントについてもコメント対応は行うとしている。

①開発の基本方針...