昨今、「サステナビリティ」の裾野は広がりつつある。当初は一部の大企業による先進的な取組みだったが、今や中小企業でも「サステナブル経営」が求められる時代だ。こうした中、国際会計士連盟（IFAC）は11月14日、「中小企業のサステナビリティ・チェックリスト」を公表した。同リストは中小企業を対象に、環境（E）、社会（S）、ガバナンス（G）の各要素について、取り得る行動を列記したもの。中小企業向けかつ「すべての取組みがすべての企業に当てはまるわけではない」とされているが、比較的規模の小さい日本の上場企業でも今後の取組みの参考になるだろう。

取組みの検討に際しては、出発点として「SWOT分析」が推奨されて...