企業会計基準委員会（ASBJ、川西安喜委員長）は12月13日に第516回本委員会を開催し、「中間財務諸表に関する会計基準等」（中間会計基準等）の公開草案の公表を議決した（公開草案は15日公表）。このほか、「ベンチャーキャピタル（VC）ファンドの出資持分に係る会計上の取扱い」を新規テーマとすることを決定するなどした。

中間会計基準等の公開草案を公表へ

第516回本委員会では、審議により、中間会計基準等の公開草案の公表が承認された。公開草案は15日に公表され、来年１月19日まで意見を募集する予定。改正金融商品取引法の施行日（来年４月１日）までに最終化するため、通常より意見募集期間を短縮する。

中間会計基準等は、改正後の金商法に基づく半期報告書において開示される中間財務諸表に適用される会計処理と開示を定めることを目的としたもの（No.3632・６頁）。基本的に四半期会計基準等の会計処理と開示の内容を引き継ぐこととしている。なお、公開草案では、金商法による中間決算と取引所規則による四半期決算に対応する期中報告基準の開発（中間会計基準等と四半期会計基準等の統合）といった今後の基準開発の方向性についても...