ミニファイル CAGからSACへ

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サステナビリティ情報の保証など、近年、監査や保証をめぐる変化は大きい。それと軌を一にするように、国際的な基準設定主体でも構造改革が進んでいる。国際監査・保証基準審議会(IAASB)と国際会計士倫理基準審議会(IESBA)を巻き込んだ、モニタリング・グループ(MG)改革と呼ばれる一連の動きだ。

改革により、両審議会は国際会計士連盟(IFAC)から分離。ボードメンバーの会計士(監査実務家)枠も減らすことで独立性を高めるのが狙いだが、「公益と実務のバランス」は今後の課題となる。併せて、これまで各審議会が諮問助言機関(Consultative Advisory Group:CAG)を有していたが、CAG...