国税庁 奥長官に就任インタビュー
国際的な租税回避行為には深度ある調査を実施
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![]() 国税庁 奥達雄長官 〈略歴〉1990年大蔵省入省。近江八幡税務署長、主計局次長、理財局長などを歴任し、2024年7月から現職。 |
本誌は、7月5日付で第55代国税庁長官に就任した奥達雄(おく・たつお)氏にインタビューを行った。6月から実施している定額減税への対応や、国際的な租税回避事案に対する調査対応などについて話を聞いた。
――就任の抱負をお聞かせください。
国税庁の一番大切な使命は、「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する」ことです。課題は税務行政のデジタル・トランスフォーメーションです。あらゆる税務手続が税務署に行かなくても完結する将来像を目指し、e-Taxの更なる利便性の向上に取...
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