東証 資本コスト対応、「検討中」の企業に期限設定へ

開示企業リストを改良、年明け運用開始
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東京証券取引所は8月30日、「『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応』に関する今後の施策について」を公表した。今後、「資本コストや株価を意識した経営」のポイント・事例集をアップデートするほか、開示企業リストを改良する(本年9月中に詳細を公表、年明けに運用開始予定)。現状で「検討中」としている企業に一定の期間を定めて、「開示済」への移行を促す方針だ。

資本コスト等を意識した経営の事例集を更新

東証は2023年3月、プライム市場およびスタンダード市場の上場会社に対して、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請した。2024年7月末時点で、プライム市場上場会社の86%(1,...