金融庁は８月30日、2024事務年度金融行政方針を公表した。同方針に盛り込まれた「コーポレートガバナンス改革」では、有価証券報告書の総会前開示について、開示手続きや運用上の実務負担等の実態調査を行うほか、新たに関係省庁等との協議会を設置して環境整備を検討することが明記された。なお、例年、同時に公表されていた「実績と作業計画」については、９月中に公表する予定だ。

2024事務年度の金融行政方針の概要

2024事務年度の金融行政方針では、会計や開示等に関連するものについて、次の内容が記載されている。

①コーポレートガバナンス改革・有報の株主総会前の開示について環境整備を検討。・政策保有株式に係る開示事項...