1Q短信 新たにCF計算書を開示する場合は比較情報を省略可能
四半期会計基準等に準拠した対応を
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東京証券取引所の調べでは、2025年3月期の第1四半期と2024年9月期で全体の1割台半ばの会社で四半期キャッシュ・フロー(CF)計算書の開示がみられたという( No.3671・14頁 )。本誌が実施したアンケートでは、「連結CF計算書」が第1四半期決算短信で特に追加してほしい項目として最も多く選ばれている( No.3672・2頁 )。そのため、今後CF計算書に関する注記を開示していた会社がCF計算書の開示に変更することも考えられる。その場合の比較情報の取扱いについて確認する。 |
1Q・3Q決算短信の取扱い
一本化後の第1・第3四半期決算短信に含まれる四半期連結財務諸表等では、「セグメント情報等の注記」と「CF計算書に関する注記」の開示が新たに義務付けられており、四半期連結CF計算書の開示は必須ではない。
しかし、開示が義務付けられている事項以外についても、投資者ニーズを適切に把握し、積極的に開示することが重要とされており、「投資判断に有用と考えられる情報」の具体例として、「連結CF計算書」などが掲げられている。本誌が実施したアンケートでも、「連結CF計算書」の開示を希望する回答が多かった。その理由に...
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