日本経済会計学会（会長：奥村雅史氏）は１月11～12日、第５回秋季大会を東北大学・東北学院大学（仙台市青葉区）にて開催した。

当日は「サステナビリティ情報の開示」をテーマに、中野貴之氏（法政大学教授）が司会を務め、野崎彰氏（金融庁企業開示課長）が講演を行った。

野崎氏は、海外のサステナビリティ開示の制度動向について紹介。米国証券取引委員会（SEC）が2024年３月に公表した気候関連開示規則に対しては、異議を唱える訴訟が相次ぎ、規則が一時停止されていることにふれ、「トランプ新大統領のもとでは、こういった反対の動きが強まることが予想され、今後使われることはおそらくない」「最大の大国...