ASBJ ファンド・オブ・ファンズの取扱いを明確化へ

VCファンド会計処理のコメント対応
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企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は、上場企業等が保有するベンチャーキャピタル(VC)ファンドの出資持分に係る会計上の取扱いについて審議している。公開草案へのコメント対応を行っており、いわゆるファンド・オブ・ファンズの場合の取扱いを明確化する。総額法、折衷法および連結上の取扱いについては、基準改正後の実務で課題が生じた際に追加的対応を検討する方向だ。

要件を満たす場合は時価評価

ASBJは9月20日に、移管指針公開草案第15号(移管指針第9号の改正案)「金融商品会計に関する実務指針(案)」を公表。上場企業等が保有するVCファンドの出資持分について時価評価を可能とする提案を行っている(N...