ASBJ 第3回「のれん」に関する公聴会を実施

非償却化を支持しない意見も
( 03頁)
企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は9月18日、第3回「のれんの非償却の導入及びのれん償却費計上区分の変更」に関する公聴会を実施した。当日は監査人と学識経験者が出席。前者は、のれん償却・非償却それぞれのメリット・デメリットについて、中立的な立場から説明した。後者は、のれんの非償却化がM&A増加につながらない実証研究の結果や減損認識の遅延といった問題点を指摘し、「非償却の導入を支持しない」とした。

厳格な減損テストによる利点も

公聴会の第3回では、監査人と学識経験者が出席した。監査人として、齋藤勝彦氏(PwC Japan有限責任監査法人・パートナー)、柴谷哲朗氏(太陽有限責任監査法人・シ...