排出量取引制度 2026年度からスタート
会計上の議論のポイントは?
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事業者ごとに割り当てられた排出枠の過不足分を取引する「排出量取引制度(GX-ETS)」が2026年度から始まる。現在、制度の詳細が議論されており、内容が固まり次第、企業会計基準委員会(ASBJ)で会計上の取扱いが検討される。制度の概要と会計上のポイントとなりそうな点を確認した。 |
未履行分の排出枠の量に応じて負担金発生
排出量取引制度は、2025年5月に成立した「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律の一部改正」(改正GX推進法)により法定化され、二酸化炭素の直接排出量が前年度までの3か年平均で10万トン以上の事業者が対象となる。政府から無償で排出枠を割り当てられた事業者は自社の排出量...
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