年頭所感《日本公認会計士協会 会長 南 成人》

信頼を創り、次世代が輝く社会へ

日本公認会計士協会 会長 南 成人

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謹んで新年のお慶びを申し上げます。

平素より当協会の活動にご理解、ご支援を賜り、心から御礼申し上げます。

2026年を迎えるにあたり、私たちは時代の転換点に立っています。社会は、かつてないスピードで変化しています。AIをはじめとするテクノロジーの進展、国際秩序の再編、そして持続可能な社会の実現に向けた動き等は、企業や個人の価値観、社会の仕組みを大きく変えています。

しかし、こうした変化は、新しい可能性を切り拓く好機でもあります。このような時代に求められるのは、対立や分断ではなく、協調と共創の精神です。異なる立場や価値観を尊重しながら、新しい価値を創造し、未来に向けて力を合わせて進むことが不可欠です。

私は2025年7月、日本公認会計士協会会長に就任し「信頼を創り、次世代が輝く社会へ」をビジョンとする経営方針を掲げました。この言葉には、公認会計士が社会の信頼の基盤を築く存在であること、そしてその信頼の上に次世代が希望を持って活躍できる社会を築いていきたいという強い思いを込めています。

この方針の下、協会では五つの重点目標を設定し、各分野での施策を進めてまいりました。2026年は、これらの目標に基づ...