特別寄稿 IFRS会計基準:世界の変化と対応力
国際会計基準審議会(IASB) 議長 アンドレアス・バーコウ

私たちを取り巻く世界は、地政学的な不確実性、変化する経済的関係、そして法域ごとに異なる政策対応によって、引き続き形作られています。資本市場は依然として相互に繋がっているにもかかわらず、こうした動向が、グローバル企業の環境を益々分断しています。
この状況は、IASBが業務を遂行する際に、集中力、慎重さ、そして対応力を維持する必要性を一層強めています。また、日本を含む世界中のステークホルダーとのエンゲージメントがこれまで以上に重要になっていることも示しています。IASB副議長であるリンダ=メゾン・ハッターと私は、2025年にIASBメンバーの鈴木理加と共に日本を訪問する中で、ステークホルダーの皆様と建設的で思慮ある議論を交わす機会を得ましたことに感謝を申し上げます。
規律と目的を持った遂行
前回(2022年)のアジェンダ協議以降、私たちは、約20件の主要プロジェクトを完了しました。これにより、ステークホルダーと私たちの組織双方の能力に即した、より強靭で現実的な作業計画を策定することが可能となりました。IFRS財団がリソースの制約に直面している現在、こうした規律は特に必要不可欠なものです。 今後を...
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