特別寄稿 サステナビリティ開示:世界的な広がり

国際サステナビリティ基準審議会(ISSB) 議長 エマニュエル・ファベール

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2025年は、IFRSサステナビリティ開示基準(ISSB基準)の世界的な導入が大きく進展した年でした。日本を含む約40の法域が、本基準の採用又は使用に向けた取り組みを進めています。サステナビリティ開示のグローバル・ベースラインは概念から現実へと移行しつつあり、本基準の適用を開始する企業が増加しています。これにより、投資家は意思決定に活用できるより優れた情報を間もなく入手できるようになります。

各法域と企業への支援

ISSBは、グローバル・ベースラインに対する需要と、各法域がそのベースラインを基盤としてそれぞれのニーズを満たすための柔軟性を確保することのバランスを図りつつ、企業が確実に基準を適用できるよう取り組んでいます。

ISSBは、各法域における基準の採用及び使用を支援するため、ツール・ガイダンス・教育的リソースの開発を行っています。また、世界中の多様なステークホルダーに対し各法域の進捗状況を透明性をもって開示するため、ISSB基準との整合性に関して各法域が表明した目標と、目標に対する進捗状況を示すプロファイルを我々のウェブサイトで公開しています。日本のスナップショットはこちらからご覧いた...