経理の1年 【ミドル編】11月

IS経理事務所 代表 葛西 一成

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はじめに

本連載では、事業会社で働く経理パーソンの1年を追っていきます。前回( No.3736・25頁 )は、第2四半期決算の担当業務が示され、新たに単体決算における投資有価証券の処理や法人税等の計算サポートを任される様子をお伝えしました。実際に決算作業を進める中で、効率の悪い作業状況に気づいたり、投資有価証券の保有意義を考えたりと、新たな疑問が次々と浮かんできます。そこには、決算業務の本質を真剣に考えようとする青山さんの姿がありました。

そして今回も引き続き、第2四半期決算業務での青山さんの奮闘についてお伝えします。子会社から提出される連結パッケージのチェックと修正対応に追われ、休日出勤を余儀なくされる状況や、初めて担当することになった決算開示書類の作成業務での苦労、さらには決算反省会を通じて見えてきた課題と改善への取り組みなど、上場企業の経理実務のリアルな現場をご紹介します。

それでは、上場企業で経理実務を通じて成長していく青山さんの1年をお楽しみください。

1.休日出勤で連結パッケージをチェックする

第2四半期の連結決算作業、残念ながら進捗があまりよくありません。子会社決算が遅れていることもあ...