有報開示、進む「総会前」・動かぬ「総会後」提出時期の二極化が鮮明に

― 上場企業665社の有報開示日・株主総会日実態調査(25年4~9月決算上場企業)―

株式会社プロネクサス ディスクロージャー企画業務推進部 調査研究チーム

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プロネクサスの調査研究チームは、2025年4~9月決算の上場企業665社を対象に、25年と24年の有価証券報告書(以下、有報)の開示日および株主総会開催日に関する実態調査を行いました。その結果、有報を株主総会前に開示する(以下、有報総会前開示)企業は着実に増加する一方、有報を株主総会後に開示する(以下、有報総会後開示)企業では、開示日に大きな変化が見られず、開示スケジュールの固定化の傾向が明らかとなりました。

本調査では、有報総会前開示の企業数・割合、決算月別の分布、有報総会前開示日数の分布のほか、有報総会後開示企業の動向、さらに25年と24年の有報開示日の比較結果を取りまとめました。

有報総会前開示企業、社数と割合の推移

金融庁の「2025年3月期に係る総会前開示の状況」によれば、25年3月決算企業2,269社のうち1,310社(57.7%)が有報総会前開示を実施しました。これに対して、25年4~9月決算の上場企業では665社のうち412社(62.0%)が有報総会前開示を行っていました。図表1のとおり、決算月ごとにバラつきはみられますが、全体として3月決算企業を4.3ポイント上回っており、...