経理の1年 【ミドル編】1月

IS経理事務所 代表 葛西 一成

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はじめに

本連載では、事業会社で働く経理パーソンの1年を追っていきます。前回( No.3744・24頁 )では、第2四半期決算で浮き彫りとなった連結パッケージの課題を解決すべく、栃木と山形の子会社2社へ出張した青山さんの様子をお伝えしました。子会社の経理担当者から率直な意見をヒアリングし、製造現場の見学を通じて決算書の数字への理解を深めるなど、経理パーソンとしての視野が大きく広がる出張となりました。

そして今回は、出張から戻った青山さんのその後をお伝えします。使いづらい経費精算システムに苦戦しながらの旅費精算、現場の声を具体的なアクションプランへと落とし込む出張報告書の作成、さらには正月休み明けの稼働日不足やインフルエンザの流行といったリスクに直面する第3四半期決算の実情など、事業会社経理ならではの業務の大変さと課題をご紹介します。

それでは、出張後の実務を通じて経理パーソンとして経験を積んでいく青山さんの姿をお楽しみください。

1.出張後の事務処理

栃木と山形の子会社2社を巡る1泊2日の出張を終え、青山さんは東京のオフィスに戻ってきました。充実した出張ではありましたが、オフィスに戻ればやるべきこと...