Q&Aコーナー 気になる論点(411) IFRSにおける関連会社株式(1)-公正価値オプションの修正案-
早稲田大学 名誉教授 秋葉 賢一
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Q 国際会計基準審議会(IASB)が2026年2月19日に公表した公開草案「関連会社及び共同支配企業に対する投資についての公正価値オプションの修正‐IAS第28号の修正案」は、すべての企業に公正価値オプションを認める提案をしているのでしょうか。 |
A
いいえ。公開草案は、どの企業が、IAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」の公正価値オプションによることが適格なのかを明確化する狭い範囲のプロジェクトであり、IAS第28号の「類似の企業」の意味やIFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」との関係に焦点をあてた修正を提案しています。
<解説>
IAS第28号の公正価値オプション
IAS第28号は、投資先に対して共同支配又は重要な影響力を有する投資者は、関連会社又は共同支配企業に対する投資を持分法で会計処理することとしています(2項、16項)。
ただし、以下の場合には、IFRS第9号「金融商品」に従って損益を通じて公正価値で測定すること(FVTPL)ができるという公正価値オプションを認めています。
(1)当該投資が、ベンチャー・キャピタル(VC)企業、ミューチュアル・ファンド、ユニット・ト...
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