経理の1年 【ミドル編】2月

IS経理事務所 代表 葛西 一成

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はじめに

本連載では、事業会社で働く経理パーソンの1年を追っていきます。前回( No.3749・38頁 )は、子会社に出張した青山さんがその後の報告書の作成に苦労する状況や、稼働日が少ない1月の決算業務で経理メンバーがインフルエンザなどで体調を崩すリスクがあるといった現場ならではの実情をお伝えしました。

そして今回は、第3四半期決算を迎える青山さんの姿をお伝えします。新たな連結子会社の株式取得に関する開示により慌ただしさを増す経理部の様子、2回目となる決算短信の作成にまだ慣れない青山さんの姿、さらには次の期末決算に向けた頼もしいサポートメンバーの加入など、上場企業経理ならではの現場の実情をご紹介します。

それでは、日々新たな経験を積み重ねながら成長を続ける青山さんの姿をお楽しみください。

1.新たに株式取得(子会社化)のお知らせが開示される

年明けから、経理部長の様子がどことなく慌ただしく映っていました。打合せが立て込んでいるのか、席を外している時間が明らかに増え、主計課のフロアにも普段とは少し違う緊張感が漂い始めていました。「なにかあるのかな...」と青山さんは漠然とした予感を抱えていましたが、その予...