Q&Aコーナー 気になる論点(414) IFRS財団のデュー・プロセス・ハンドブック-2026年4月の改正-

早稲田大学 名誉教授 秋葉 賢一

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 IFRS財団は、2026年4月30日に「デュー・プロセス・ハンドブック」(2026年版ハンドブック)を改正しています。これは、2020年8月に改正された「デュー・プロセス・ハンドブック」(2020年版ハンドブック)からどのような点が変わったのでしょうか。

2026年版ハンドブックにおける変更点は多岐にわたり、それには、2021年11月に創設された国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)を反映することも含まれています。

〈解説〉

デュー・プロセス・ハンドブックの役割

デュー・プロセス・ハンドブックは、基準設定に関するデュー・プロセスを記述しています。2026年版ハンドブックでは、2020年版ハンドブックと同様に、透明性、十分で公正な協議(世界中で基準の影響を受ける人々の視点を考慮)及び説明責任という原則に基づいているとしています(1.6項、3.1項)。

2026年版ハンドブック(1)‐ISSBの創設の反映

2026年版ハンドブックは、2024年12月公表の公開草案(ED)を経て改正されたものであり、2020年版ハンドブックからの変更点は多岐にわたり、それには、2021年11月に創設されたIS...