経理の1年 【ミドル編】3月

IS経理事務所 代表 葛西 一成

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はじめに

本連載では、事業会社で働く経理パーソンの1年を追っていきます。前回( No.3753・20頁 )では、自社において株式取得(子会社化)のお知らせが開示され、連結子会社が増えることとなったときの経理部のリアルな打合せの状況をお伝えしました。さらに第3四半期決算短信の作成の中で、開示業務の標準化の必要性を経理部のメンバーが認識する様子を解説しました。

そして今回は、期末決算を控えた時期の経理部と青山さんの動きをお伝えします。初めての有価証券報告書作成に向けたセミナー受講で開示内容の範囲の広さに圧倒される青山さん。そして、決算事前ミーティングでは連結パッケージ改訂の説明を任され、大勢の前で話すことに苦労する姿、さらに2日目の勉強会で新たに学ぶべき論点に気づかされる場面など、経理パーソンとして経験を積み重ねていく過程をご紹介します。

それでは、期末決算へ向けて準備を進める青山さんの姿をお楽しみください。

1.有報作成セミナーへ参加する

ES電機に出向してから、初めて上場企業の期末決算開示業務に関わることになった青山さん。子会社在籍時には会社法の計算書類や事業報告の作成は経験していましたが、有報の作...