会計基準の長い日々 第34回 IASBとの定期協議~トゥイーディー議長の狙いは何か?
公認会計士 西川 郁生
IASBのトゥイーディー議長は、2001年12月のFASFによる日本招聘 ① を皮切りに頻繁に日本を訪れていた。空港から直行するわけではないにしても、ホテルでシャワーを浴びるとすぐにネクタイをピシッと占め、細身のスーツ姿でASBJに現れる。時差を感じさせない引き締まった表情で登場するのが、氏のスタイルだった。
2002年3月には、日頃ロンドンで開催されるIASBのボード・ミーティングが初めて東京で開催された ② 。このとき、氏を囲むFASF主催の早朝の意見交換会 ③ が初めて開催された。
トゥイーディー議長~ASBJとの定期協議を提案
IASBとASBJの「コンバージェンスのための共同プロジェクト」(以下、定期協議)は、トゥイーディー議長から提案されたものだった。2004年7月東京での講演会に招聘されたトゥイーディー議長から、ASBJとの意見交換の場でその話が持ちだされた。ASBJ側がそれに乗らないわけはない。斎藤委員長は、立ち上げに向けて合意を結びたい、と提案した。
米国FASBを、コンバージェンスの唯一のパートナーとするIASBが、なぜ日本にアプローチをかけてきたのか?そこにはトゥイーディー議長ならで...
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