経理の1年 【ミドル編】4月

IS経理事務所 代表 葛西 一成

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はじめに

本連載では、事業会社で働く経理パーソンの1年を追っていきます。前回( No.3756・14頁 )では、初めての有報作成セミナーへ参加して開示業務の範囲の広さに圧倒される青山さんの姿、そして決算事前ミーティングで連結パッケージ改訂の説明役を任され、大勢の前で話す難しさを実感する場面をお伝えしました。

そして今回は、いよいよ期末決算が本格的に動き出した経理部と青山さんの姿をお伝えします。新たな子会社取得への対応に追われる増岡さんに代わり、急遽親会社本体の税金・税効果計算の主担当を引き継ぐことになります。直前に受講した税効果会計セミナーで、これまでの知識の土台について、学び直しの必要性を感じる場面、そして改修したはずの連結パッケージへの問い合わせが思いがけず殺到する場面など、期末決算の入口で奮闘する経理パーソンの実情をご紹介します。

それでは、期末決算の山場へと突入していく青山さんの姿をお楽しみください。

1.税効果会計実務セミナーを受講

3月末を迎え、経理部内の空気はいよいよ期末モードに切り替わっていきます。そんな中、青山さんの担当業務にも大きな変化が起きていました。

これまで親会社ES電機本体...