Q&Aコーナー 気になる論点(420) FASBによる環境クレジット(2)-事後測定-
早稲田大学 名誉教授 秋葉 賢一
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Q 米国財務会計基準審議会(FASB)が2026年5月19日に公表した会計基準更新書(ASU)第2026‐02号「環境クレジット及び環境クレジット義務(トピック818)」では、環境クレジットを期末の公正価値(FV)で測定することとしているのでしょうか。 |
A
ASU第2026‐02号では、各報告日において、環境クレジット義務の決済に使用される可能性が高い「コンプライアンス環境クレジット」を再測定せず、償却もしないとしています。そうではない「非コンプライアンス環境クレジット」については、その簿価がFVを上回る場合には、減損損失を認識することとしています。また、適格な非コンプライアンス環境クレジットについては、損益を通じてFVで測定する(FVTPL)という会計方針の選択もできるとしています。
<解説>
ASU第2026‐02号(1)‐環境クレジットの当初認識・測定
ASU第2026‐02号では、環境クレジット ① が、以下のいずれかとなる可能性が高い(probable)場合、その環境クレジットを資産として認識することとしています(818‐20‐25‐1)。
(1)環境クレジット義務の決済に使用される。
(2)...
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