移転価格問題の"これまで"と"これから" ~「TP Controversy Report 」連載100回記念~【国際税務研究会】

 月刊「国際税務」の≪移転価格情報≫欄で毎月掲載している 「TP Controversy Report 」(執筆:EY税理士法人・監修:EY - Controversy Team) は、おかげさまで連載100回を迎えました。1月号では、特別企画として、特集「移転価格問題の"これまで"と"これから"」 をお届けしています。
 2017年9月号から始まった連載の第1回は 「ポストBEPS時代の移転価格調査」 でした。2015年のBEPS最終報告書の公表後、OECDからはガイドラインやガイダンスが次々と公表され、それらに対応して法令通達や事務運営要領が改正され、執行体制も整備されてきました。
 この間を振り返り、これまでの議論や改正から得られるポイントを確認し、今後の移転価格実務の参考にしていただければと考えています(本誌のバックナンバーは、すべて「国際税務データベース」でご覧いただけます)。

移転価格問題の"これまで"と"これから"

 移転価格税制を巡る国際的な環境は、ここ十数年で劇的に変化してきました。OECDのBEPSプロジェクト(税源浸食利益移転)開始以降、各国税務当局は多国籍企業による所得移転への監視を強化し、日本でも文書化制度の導入など法制度が整備されました。こうした流れの中で、本連載"TP Controversy Report"では、移転価格に関する多岐にわたる論点を毎月解説し、実務上の課題や当局の動向を紹介してきました。連載はこれまでで99回に及び、ポストBEPS時代の移転価格実務の変遷をほぼ網羅してきています。
 今回は第100回を記念して、移転価格のほぼ100年にわたる歴史を紐解いた上で、本連載の過去の記事群を振り返りながら、移転価格を取り巻く近年の主なトピックと今後の課題について総括します。実務家及び企業の国際税務担当者の皆様にとって、過去の議論から得られる示唆を確認し、近未来の展望を考える一助となれば幸いです。

EY税理士法人 竹内 茂樹 氏(1月号34頁より)

内容紹介
プロローグ
 ~独立企業原則の誕生、アメリカの時代、国際的コンセンサスの展開、1986年以降の移転価格制度の歩み~
連載の振り返り
 ~文書化制度と移転価格コンプライアンス、移転価格税制の変化と無形資産評価、移転価格調査・紛争解決と各国の対応、経済の大変動と移転価格/業界特有の問題、移転価格と他税制・経営判断とのクロスオーバー/経費負担等、リスク管理とコーポレートガバナンスの必要性、移転価格を取り巻く課題と未来~
エピローグ
 TP Controversy Report 連載一覧(2017年9月号~2026年1月号)


上記の内容(本編)は1月19日(月)から3月23日(月)まで、全文をご覧いただけます

執筆者紹介/EY税理士法人 竹内茂樹 氏
EY税理士法人シニアアドバイザー、名古屋商科大学大学院(ビジネススクール)教授(租税法)、税理士・米国公認会計士

 国税庁国際業務課主査、国税庁派遣インドネシア駐在、東京国税局国際情報第一課課長補佐(移転価格調査担当)、東京国税不服審判所(国際事件担当)、税務大学校研究部、税務相談室、および財務省国際局等を経て、2011年EY税理士法人に入所(現在に至る)。2021年より名古屋商科大学大学院教授(名古屋校・東京校)。筑波大学大学院ビジネス科学研究科修士課程、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程を修了、一橋大学博士(経営法)。
主な著作/『移転価格の法理』中央経済社(2025年)、『BEPS対応 移転価格文書化の実務入門』共著、中央経済社(2016年)、『アジア 税の基礎知識』共著、税務研究会出版局(2016年)、その他、雑誌等へ寄稿も多数

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