2024/11/20 11:50
新たな経済対策における「103万円の壁」の議論が進展
令和7年度税制改正の本格的な議論に先立ち、自民党と公明党、国民民主党の3党での経済対策に関する協議が11月19日に開催された。新たな経済対策への「103万円の壁」の見直しの明記について、与党と国民民主党の間で議論が進展。11月20日午後に再度協議した上で、結論を得る。
協議終了後に記者団の取材に応じた国民民主党の浜口誠政調会長(写真右)は、「103万円の壁の見直しやガソリン減税に関する与党のスタンスが、国民民主党内に持ち帰って議論できる内容に近づいた。党内の意見を聞いた上で、20日午後に再度協議する」と語った。103万円の壁を178万円に引き上げることについて、「具体的な引き上げ幅は、税制改正の議論で行う」とした。
国民民主党は、与党に対して、新たな経済対策に103万円の壁の見直しやガソリン減税に関する項目の明記を強く求めている。11月18日に開催された3党による経済対策に関する協議では、与党から具体的な内容が示されず、結論が持ち越されていた。