来年の消費税の複数税率導入で，仕入税額控除で要求される請求書等の記載事項が大幅に見直される。大規模なシステム改修を行う企業では，改修コストをなるべく抑えるよう，2023年のインボイス制度（適格請求書等保存方式）まで見込んだ計画で進行しているところが多い。適格請求書について，記載事項の要件を満たせば，書類の名称は問わないと通達で明示しているが，「見積書」であっても果たして適格請求書と言えるのだろうか ―― （4頁，62頁）。

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