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税理士のための一般財産評価入門 ⑰ 文化財建造物である家屋の評価

 税理士 武田 秀和

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略歴 1975年中央大学法学部卒業後,東京国税局に入局。東京国税局資料調査課,浅草,四谷税務署資産課税部門等を経て,2008年8月武田秀和税理士事務所開設。

主な著書に「『相続税・贈与税の重要テーマ』ポイント解説」「遺産分割協議と遺贈の相続税実務」「一般動産・知的財産権・その他の財産の相続税評価Q&A」(いずれも税務研究会出版局)等がある。

〔前回(⑯)は №3588 (令和2年1月13日号)に掲載いたしました。〕

17  被相続人の自宅は,伝統的建造物として登録されています。文化財建物は通常の固定資産税評価額で評価するのでしょうか。

重要文化財又は登録有形文化財である建物は,所有者の利用や改築等が規制されています。このような文化財建造物は,その...