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うちの経理部は海外取引に弱いんです! 第9回 海外取引調査と資料情報(2)…海外資産は注目の的

 税理士 伴 忠彦

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略歴 税務大学校教授,杉並税務署長,東京国税局統括調査官(外国法人担当),統括実査官(国際担当),国税庁国際企画官,東京国税局国際監理官,川崎北税務署長などを歴任,現在税理士

〔前回(第8回)は №3640 (令和3年2月1日号)に掲載いたしました。〕

海外取引の調査に使われる資料情報は,前回ご紹介したCRS情報や,租税条約に基づいて外国当局に要請する情報ばかりではありません。日本の税法で提出が定められている「法定調書」にも,海外取引を対象とするものがあります。そこでは,海外に...