※ 記事の内容は発行日時点の情報に基づくものです

税理士のための一般財産評価入門⑳ 相続開始後に滅失した財産の取扱い

 税理士 武田 秀和

( 37頁)

略歴 1975年中央大学法学部卒業後,東京国税局に入局。東京国税局資料調査課,浅草,杉並税務署資産課税部門等を経て,2008年8月武田秀和税理士事務所開設。

主な著書に「一般動産・知的財産権・その他の財産の相続税評価ポイント解説」「遺産分割協議と遺贈の相続税実務ポイント解説」「『相続税・贈与税の重要テーマ』ポイント解説」(いずれも税務研究会出版局)等がある。

〔前回(⑲)は №3617 (令和2年8月17日号)に掲載いたしました。〕

20  相続財産が,相続税の申告期限前に火災により滅失しました。この場合でも相続財産として課税の対象になりますか。

相続開始後,相続税の申告期限前又は申告期限後に相続財産について災害等により甚大な被害が生じた場合,災害減免法の適用によ...