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[全文公開] 今週のFAQ(3/12/13)<適格請求書の端数処理>

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№3678 「実例から学ぶ税務の核心〈第61回〉」の59頁に掲載された資料「何をインボイスとするか③」の端数処理の考え方を教えてください。

№3678 の「何をインボイスとするか③」で示されているケースは,「何をインボイスとするか②」の「①納品書毎に端数処理する」のいわば応用編です。「①納品書毎に端数処理する」では,納品書A及び納品書Bでそれぞれ消費税額等を計算して端数処理を行い,納品書A及び納品書Bに税率の異なるごとに区分した消費税額を記載しています。

応用編となる「何をインボイスとするか③」は,納品書A及び納品書Bの消費税額等を各納品書ではなく月次請求書に記載したケースです。この月次請求書は納品書ごとの消費税額等が単に記されたものであり「納品書Aと請求書」「納品書Bと請求書」をそれぞれ1インボイスとみるため,一のインボイスで複数回の端数処理を行っていることにはなりません。

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