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[全文公開] 今週のFAQ(4/9/19)<転売用不動産の消費税の仕入区分を巡る訴訟>

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転売用不動産の消費税の課税仕入れの用途区分を巡る訴訟が東京高裁で昨年2件ありましたが、その後の状況を教えてください。

入居者付き転売用不動産に係る課税仕入れの用途区分が争われた2つの事件については、9月1日現在、最高裁にて係属中とのことです。一方の事件は、第一審で国が敗訴(課税売上対応の課税仕入れと判断)、第二審では国が勝訴(共通対応の課税仕入れと判断)しており、別の事件では一審、二審ともに国が勝訴(共通対応の課税仕入れと判断)しています。いずれの事件も最高裁に上告受理申立てが行われています( №36533667 等)。