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期末時換算法の為替レート

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春先から続く円安が止まらず、10月には32年ぶりに1ドル=150円を突破した。企業が保有する外貨建資産等を期末時換算法で円換算する場合、期末時の“電信売買相場の仲値(TTM)”によることが原則だが、為替相場の乱高下が続く今般の状況下ではTTM等の“平均レート”によることも認められる。

外貨建資産等を期末時換算法で円換算する場合の為替レートは、原則、期末時のTTMによるが、継続適用を条件に、外貨建ての資産は電信買相場(TTB)、外貨建ての負債は電信売相場(TTS)によることも認められる。また、期末時のTTM・TTB・TTSは、継続適用を条件に、期末日を含む1か月以内の一定期間のそれぞれの平均レート...