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うちの経理部は海外取引に弱いんです! 第35回 源泉徴収漏れを自己負担するならグロスアップが必要

 税理士 伴 忠彦

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略歴 税務大学校教授、杉並税務署長、東京国税局国際課税担当統括官、国税庁国際企画官、東京国税局国際監理官、川崎北税務署長などを歴任、現在税理士・東京富士大学客員教授

〔前回(第34回)は №3747 (令和5年4月3日号)に掲載いたしました。〕

前々回(№3743)に、会社が海外駐在員(非居住者)の日本の家を借り上げて家賃を支払う際に、源泉徴収を忘れたケースをテーマにしました。「源泉徴収を間違っても、相手が申告納税すればそこで精算されて、納税額は同じになるからいいだろ...