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[全文公開] 今週のFAQ(6/1/22)<相続税e-Taxのシステム改修>

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国税庁が相続税e-Taxの受信通知機能のシステム改修を行いました。具体的な内容を教えてください。

令和6年1月4日以降、次の対応が行われています。①即時通知の画面に財産取得者のリストを表示し、財産取得者を選択することで、即時通知の画面からそのまま受信通知の画面への切替えが可能。②受信通知のエラー情報欄に、エラー対象の財産取得者の利用者識別番号等を表示(「相続税申告書の代理送信等に関するQ&A」問12の更新)。

税理士等が会計ソフトを利用して複数の相続人の申告データを一括で代理送信した場合、e-Taxシステムのメッセージボックスには受信通知が格納されます。ただ、e-Tax送信直後に会計ソフト上に表示される即時通知の画面から受信通知の画面へ直接移行することはできず、税理士等はe-Taxシステムに再度ログインしてから受信通知の画面を確認する必要がありました。利用者識別番号に誤りがあり、受信通知でエラーメッセージが表示された場合も、エラー対象となった利用者識別番号等が表示されず、税理士等は改めて全ての相続人の利用者識別番号等を確認する必要がありました。そこで今般、①と②のシステム改修が行われました。

なお、昨年10月には、国税庁が相続税e-Taxに関するリーフレット等を集約した「相続税e-Tax利用勧奨用専用ページ」をホームページに開設。電子申告のメリットや税理士が代理送信する場合のQ&A等を一覧で確認することができます。