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[全文公開] マイナポ連携と従業員の事前準備

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令和5年分の所得税の確定申告からスタートする「給与所得の源泉徴収票情報のマイナポータル連携」。1月4日から、同マイナポ連携を利用する従業員等に必要な事前準備が可能となった。事前準備に必要な一連の手続は、マイナポータルの「確定申告の事前準備」ページから行うことができる。

給与所得の源泉徴収票情報のマイナポ連携とは、源泉徴収票情報のデータをマイナポータル経由で取得し、確定申告書の該当項目へ自動入力する機能のこと。従業員等が利用するには、給与支払者(事業主)が源泉徴収票をe-Tax等で税務署に提出していること(提出要件)が前提となる( №3769 )。

給与支払者が提出要件を満たしている場合、源泉徴収票情報の自動入力機能を利用したい従業員等は、以下①から③までの手続を行う必要がある(国税庁「給与所得の源泉徴収票情報のマイナポータル連携に関するFAQ(利用者向け)」2(3)-問1等)。

① マイナンバー方式(マイナンバーカードを用いたe-Tax申告)の利用開始手続

② マイナポータルの利用者登録及びマイナポータルとe-Taxの連携手続

③ e-Taxのマイページからカナ氏名の入力とマイナンバーカードの読取り等

上記①から③までは、マイナポータルの「確定申告の事前準備」ページにアクセスすることで、すべて完了させることができる。「確定申告の事前準備」ページで、取得したい証明書等の選択において「給与」を選択し登録を進めていくと、e-Tax のマイページに遷移して、マイナンバーカードの読取り等(上記③)も行うことが可能だ。

なお、「確定申告の事前準備」ページでの手続の詳細については、国税庁ホームページの「給与所得の確定申告がさらに簡単に!【利用者用ページ】」などから確認することができる。