9-2-37 役員が使用人兼務役員に該当しなくなった場合の退職給与

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<通達本文>

使用人兼務役員であった役員が,法第34条第1項《役員給与の損金不算入》に規定する使用人としての職務を有する役員に該当しないこととなった場合において,その使用人兼務役員であった期間に係る退職給与として支給した金額があるときは,たとえその額がその使用人としての職務に対する退職給与の額として計算されているときであっても,その支給した金額は,当該役員に対する給与(退職給与を除く。)とする。

ただし,その退職給与として支給した給与が次の全てに該当するときは,その支給した金額は使用人としての退職給与として取り扱うものとする。

(1) 当該給与の支給の対象となった者が既往に使用人から使用人兼務役員に昇格した者(その使用人であった期間が相当の期間であるものに限る。)であり,かつ,当該者に対しその昇格をした時にその使用人であった期間に係る退職給与の支給をしていないこと。

(2) 当該給与の額が,使用人としての退職給与規程に基づき,その使用人であった期間及び使用人兼務役員であった期間を通算してその使用人としての職務に対する退職給与として計算されており,かつ,当該退職給与として相当であると認められる金額であること。

解説
(解説全文 文字数:785文字程度)

使用人兼務役員が常務取締役等となった場合に,そ………

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