無償使用の貸地の贈与を受けた場合(1-2-1(7))

※ 本コンテンツは刊行日時点の情報に基づくものです

<問>

次の事項につきご教示ください。

私は,昨年祖父から宅地約190坪の贈与を受け,本年2月中旬に贈与税を申告納付しました。贈与された土地には,次図のように木造平家建て倉庫(40坪)と鉄筋コンクリート造り冷蔵倉庫(50坪)が建っております。木造倉庫は,私の父が20年ほど前に建築したもので,父が社長をしている同族会社A社に賃貸しています。また,冷蔵倉庫はA社が8年ほど前に建築したもので,A社が事業の用に供しています。どちらの建物についてもこれまで祖父に地代を支払っておりません。祖父は,別の会社を経営し,A社とは何の関係もありません。

贈与された土地の相続税評価は,更地価額で評価して贈与税の申告をしました。

しかし,実際には,この土地には父所有の木造倉庫及びA社所有の冷蔵倉庫が建っており,無償返還届出もしておりませんので,更地の贈与ではなく,底地の贈与であり,底地の評価額によって贈与税の計算をすべきであったと思いますが,いかがでしょうか。

(全文 文字数:849文字)

どのような事情で全部の土地を更地として評価することになったの………

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