取引相場のない中会社の株式評価と1株当たりの純資産価額との関係(1-3-3(10))

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<問>

会社の規模は中会社で,純資産価額及び従業員数に応ずるLの割合,取引価額に応ずるLの割合が共に0.6の割合の評価会社があります。

類似業種比準方式によって評価をする場合,類似業種比準価額方式によって評価した金額と純資産価額方式で評価した金額のいずれか低い方の金額によることができることとなっているようですが,上記の会社の発行する株式について,純資産価額方式で評価する場合には,純資産価額方式によって評価した金額の80%相当額をもって評価額とするとされているようです。この場合,上記のような評価会社の評価額は,次のいずれの方式によって評価するのでしょうか。

① 類似業種比準価額×0.6(Lの割合)>1株当たりの純資産価額×0.6(Lの割合)×80% したがって,1株当たりの純資産価額×80%で評価する。

② (類似業種比準価額×0.6)+(1株当たりの純資産価額×0.4×80%) で評価する。

(全文 文字数:2450文字)

取引相場のない株式について,相続税又は贈与税の課税価格を計算………

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