同一年中に居住用財産を2戸譲渡した場合(2-2-5(15))

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<問>

3年前の年の6月まで自己が居住していた家屋で,その後他人に賃貸していた家屋を,昨年12月にその敷地と共に他人に譲渡する契約を締結し,今年2月に引き渡して代金の決済も終りました。

他方,この家屋とは別に,私たち家族が現在居住しているマンションがありますが,私は今年4月に転勤になりましたので,このマンションも今年中に他人に譲渡する予定でおります。

居住の用に供していた家屋は,その居住の用に供しないこととなった日から3年を経過する年中に譲渡する場合には,居住用財産の特別控除の適用があるようですが,私のように,旧居住用家屋と現に居住している家屋の2戸を同一年中に譲渡した場合には,居住用財産の特別控除の適用関係はどうなりますか。

旧居宅の譲渡契約は,一昨年中に締結しておりますが,引渡しが今年ですので,この譲渡については,いまだ譲渡所得の申告はしておりません。この譲渡について今年分の譲渡所得として申告した場合において,現在居住の用に供しているマンションを今年中に譲渡したときは,居住用財産の特別控除の適用はどうなりますか。

なお,旧居宅の譲渡による譲渡益の額と現在居住しているマンションの譲渡による譲渡益の額とを合わせても,居住用財産の特別控除額の3,000万円に達しません。

(全文 文字数:1374文字)

同一年中に2戸の居住用財産を譲渡した場合であっても,その譲渡………

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