ミニファイル IPOを巡る動向
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2014年の新規上場(IPO)数は80社を数え,5年連続で増加した(前年58社)。今年は3月31日時点で23社。引き続き株式市場の活況等が追い風となり,「100社に届くのでは」との声も出ている。
IPOが増加する一方で,近年はIPO会社の経営者による不適切な取引や,上場直後に大幅な業績の下方修正等を行う事例が散見されるという。例えば2013年のIPO会社には,不適切な会計処理により特設注意市場銘柄に指定され,違約金が徴求された例があった。
こうした事例は「新規公開に対する株主・投資者の信頼を損ないかねない」として,日本取引所グループは3月31日に「最近の新規公開を巡る問題と対応について」を公表した...
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