連結キャッシュ・フロー計算書の作り方 第4回 営業活動によるキャッシュ・フロー(2)
株式会社ラウレア 代表取締役/公認会計士 飯塚幸子
( 32頁)
皆さんこんにちは!公認会計士の飯塚幸子です。「連結キャッシュ・フロー計算書の作り方」セミナー第4回目の講義を始めます。
今日は,間接法による営業活動によるキャッシュ・フローの表示内容の続きを見ていきます。まずは簡単に前回の復習をしておきましょう。
1.営業活動によるキャッシュ・フローの区分
間接法による営業活動によるキャッシュ・フローの区分では,税金等調整前当期純利益に以下の項目を調整することにより,小計欄にて営業活動によるキャッシュ・フローの金額を表示します。
・非資金損益項目
・営業活動に係る資産及び負債の増減 ・「投資活動によるキャッシュ・フロー」及び「財務活動によるキャッシュ・フロー」の区分に含まれる損益項目 |
その後,小計欄の下で以下の項目を記載し,営業活動によるキャッシュ・フローの金額を表示します。
・利息及び配当金の受取額(「投資活動によるキャッシュ・フロー」でもよい)
・利息の支払額(「財務活動によるキャッシュ・フロー」でもよい) ・法人税の支払額 ・投資活動及び財務活動以外の取引によるキャッシュ・フロー (例:災害による保険金収入,損害賠償金の支払,巨額の特別退職金の支給など) |
実際の表示は【図...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします