小川哲也公認会計士・税理士事務所　代表　小川哲也

今回は，住民税に係る繰延税金資産の回収可能額を算定していきます。

Ｂ　住民税

平成30年３月期（１年以内）で解消見込の将来減算一時差異等

（１）将来減算一時差異等に係る繰延税金資産の回収可能額の算定

例示区分234-法人名連結納税親会社Ｐ連結納税子会社S1連結納税子会社S2連結納税主体個別所得見積額①200,000100,000100,000400,000将来減算一時差異の解消見込額（流動）②60,00040,00020,000120,000将来減算一時差異の解消見込額（固定）③20,00020,00010,00050,000将来減算一時差異の解消見込額（合計）　②＋③④80,00060,00030,000170,000上記減算後の個別所得見積額　①‐④⑤120,00040,00070,000230,000連結欠損金個別帰属額の当期控除額⑥020,000020,000上記控除後の個別所得見積額　⑤‐⑥⑦120,00020,00070,000210,000（回収可能見込額の計算）将来減算一時差異の解消による回収見込額⑧80,00060,00030,000170,000連結欠損金個別帰属額の当期控...