監査役協会 CGコード 適用2年目の開示傾向を分析

監査役は「検討中」開示後の対応注視を
( 08頁)
日本監査役協会(岡田譲治会長)は12月1日,「監査役の視点によるコーポレートガバナンス・コードの分析――適用2年目における開示事例等の分析――」を公表した。コーポレートガバナンス・コード(CGコード)の適用開始から2年が経過したことを受け,前年度からの開示傾向の変化などをまとめている。全体として原則実施率は増加しているものの,実施しない理由を説明する場合は「この1年でどういった検討がなされたか」などの開示を求めている。

適用2年目 開示は変化したか

CGコードは,上場企業が守るべき行動規範の指針として,2015年6月から適用開始された。全73原則について,原則を実施しない場合はその理由の説明を求め...