会計審・監査部会 除外事項付意見のKAM記載等を議論

「意見不表明は記載禁止すべき」が多数
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金融庁・企業会計審議会は12月19日,第40回監査部会(伊豫田隆俊部会長)を開催した。前回(11月17日開催。 No.3336・2頁 参照)に引き続き,「監査報告書の透明化」について主な論点を議論。「無限定適正意見以外の除外事項付意見の場合,KAMを記載すべきか」などについて取り上げ,「意見不表明の場合は記載を禁止すべき」などの発言があった。

重複しての記載は必要なし

無限定適正意見ではなく,除外事項付意見(限定付適正意見,不適正意見,意見不表明)の監査報告書の場合,当該意見に至った理由等については,根拠区分を設けて記載することとされている(監査基準委員会報告書705など)。事務局からは以下のような論...