IASB 減損と償却の両論を併記した意見も
のれんDPへのコメント出揃う
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国際会計基準審議会(IASB)が2020年3月に公表したディスカッション・ペーパー(DP)「企業結合―開示,のれんおよび減損」は,12月31日にコメント募集を終えた。寄せられたコメントは計182件。「減損か,償却か」という点に関して,のれんの償却再導入を求めるコメントは日本のみならずドイツや香港などからも寄せられた。その一方で,IASBの予備的見解である減損のみモデルを支持するものや,両論を併記したものなど,様々な見解が寄せられる結果となった。本稿では,当該論点に的を絞った上で,主なコメントを概観したい。 |
日本は償却再導入を強く支持
DPにおいてIASBは,「減損のみモデルを維持し,償却は再導入し...
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